日本・ブータン外交関係樹立30周年記念事業 |
|
ブータン |
|
The Bhutan Exhibition ~ A Hint to Happiness |
|
〜 しあわせに生きるためのヒント 〜 |
|
本展覧会は、日本・ブータン外交関係樹立 30 周年記念事業として開催されるもので、「ブータン王国国立博物館」、「ブータン王立織物博物館」、「ブータン王立テキスタイルアカデミー」
の全面協力により、各施設に所蔵されているブータン仏教に関する仏像、仏画、織物などの貴重な文化資料を日本で初めて公開します。 |
|
後 援:外務省、ブータン王国内務文化省 / ブータン政府観光局 |
|
会期: 2016 5/21 [土]〜 7/18 [月] 巡回展は終了しました。。 |
'2016 5_20 「ブータン展〜 しあわせに生きるためのヒント 〜」の開会式と記者発表会のご紹介です。 画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。 |
「ブータン展」 報道内覧会&開会式 '2016 5_20 |
美しい作品を通してブータンの人たちの心にふれ、日本人の忘れていたものを思い起こそう! |
「ブータン展」 の概要とみどころ ― 「ブータン展」の報道資料、プレス説明会、他よりの抜粋文章です ― |
本展覧会は、全 3章の構成でブータンの人々の暮らしの中に根付く伝統文化や思想に迫ります。 第 1章 「ブータン的生活様式」 では、地域毎に独自の織物文化が息づくブータンの色鮮やかな民族衣装や装身具など、ブータンの伝統的な生活のご紹介です。 第 2章 「ブータン仏教と信仰」 では、7世紀にチベットから伝来し、ブータン全土に定着した仏教に関する宗教美術などのご紹介です。 信仰の篤いブータン人の祈りの対象となっている仏像とタンカ
(仏画) の比較展示も行っています。 さらに、第 3章 「愛されるブータン王室」 では、日本でも人気の高いブータン王室のロイヤルコレクションより、初代国王ウゲン・ワンチュクから現第 五代国王ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュクまでの、王家と王室を彩る華やかな衣装や装飾品を特別展示しています。
また、5月21日 (土) から6月5日 (日) までの期間限定で、2011年夏にブータン東部で約 80年ぶりに発見され、“ヒマラヤの貴婦人”と呼ばれるブータン王国国蝶
「ブータンシボリアゲハ」 の貴重な標本の特別公開をしています。 |
「みどころ 3ポイント」 |
[1] 祝王子誕生! ブータンロイヤルコレクション日本初公開 |
画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。 |
「ブータン展」 のプレス内覧会の会場内風景、プレス説明会、の撮影と 「ブータン 〜 しあわせに生きるためのヒント 〜」 図録などからの抜粋文章です。 |
第 1 章 ブータン的生活様式 |
|
・《女性用衣装 (キラ)》 20世紀後期 木綿、絹、金属糸 ブータン王立テキスタイルアカデミー |
|
ブータン中央部では毛織物生産の技術が驚くべき発展をした。 標高の低い亜熱帯地域では野蚕のプラ、木綿、イラクサから得た繊維で芸術性と耐久性の高い織物が作られてきた。
ブータンの織物を特徴づける複雑な織り、縫取織や浮織によって作り出される色彩豊かで精緻なデザインは、世界のどこにも存在しない。女性王族たちは創造的な染織の仕事をリードしつつ、伝統の保護に注力してきた。
王太后の一人は、ロイヤル・テキスタイル・アカデミーの議長としてブータン織の伝統を保護と発展に努めている。 また、国としてのアイデンティティを守り、各地域の織を支援するため、1988年には勅令は発令され、公共の場で民族衣装を着ることを定めた。 |
第 2 章 ブータン仏教と信仰 |
|
左・100 《サンゲ・メンラ (薬師如来) 坐像》 17世紀後期 銅造鍍金 総高 37.0cm ブータン王国国立博物館 |
|
左・100 膝の上にのせた右手人差し指と親指で訶梨勅の実を持ち、左手に甘露を入れた薬壺を持った曲型的な薬師如来の姿を表わす。 薬師如来 (サンゲ・メンラ)
は、その姿を観想したり祈ったりすることで病を治すとされる仏である。 薬を飲む際には、薬師如来の真言を唱えることで、病を早く治す力があると信じられている。
タンカ、彫刻、仏像など様々な形の薬師如来は、このような行の視覚的補助として作製されたものである。 |
第 3 章 愛されるブータン王室 |
|
・2 《初代国王ウゲン・ワンチュクの帽子》 20世紀 金襴、 銀に鍍金 高 13.0 cm 径 27.0 cm ブータン王国国立博物館 |
|
1907年に即位したブータン王国初代国王ウゲン・ワンチュク (1862-1926年) の儀式のために特別に誂えられたと思われる、ブータンに遺される最も貴重な宝物の帽子です。 中国製の紋織布を使用し、蓮の花弁をかたどった金色の飾りが房飾りと共に中央に配置されている。 |
聖なる踊り 「チャム」 |
聖なる踊り 「チャム」 に欠かせないお面 |
|||
聖なる踊り 「チャム」 ケンポ・プンツォク・タシ ―「ブータン」 図録、PRESS RELEASEより抜粋文章― |
|||
ブータンのチャム (宗教的仮面舞踊) には 21の種類があり、大きく 3つに分類される。 @ 「曇りのない視覚」: 天界に行く幻視や夢といった形で、高い智識を得た高僧に直接明かされた踊り、A
「伝記」: 偉大な師や高僧の生涯から、様々なエピソードを演じて重要な教えを示す踊り、B 「征服」: 悟りへの道を妨害するものや、悪の力を鎮圧する仏教の力を表現した踊りである。
これらの踊りは観客に正しい行いと仏教の実践を教えつつ、高僧の持つ超越した知識と能力を示し、主要な歴史的場面を紹介する。 また人間の世界でどのように生きるべきか、この世の後にはどのような世界があるのか、ということを視覚的に伝える。
それぞれの踊りに異なるテーマがあるが、どれも仏教の基本となる教え―他人や生き物に対して如何に愛と慈悲をもって接するか―を示した演目となっている。 |
|||
祭りの日には心が躍る |
|||
ブータン王国とは |
お問合せ:0570-00-3337 (サンライズプロモーション東京) |
参考資料:「ブータン展〜 しあわせに生きるためのヒント 〜」 図録、PRESS RELEASE & 報道資料 、他。 |
ご意見ご感想は yashio@mui.biglobe.ne.jp |
Copyright © 2002-2017 Yashio.ALL Rights Reserved. |